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塗料・費用について

初めてでも失敗のない外壁塗装のためには、塗料の基礎知識が少しだけ必要です。

もちろん、ご提案時にきちんとご説明をさせていただきますが、

少しだけ知っていただくことで、よりお客様がご希望を伝えやすくなります。

ここでご案内する外壁塗装の基礎知識をぜひ塗料選びの参考になさってください。

塗料とは

About paint

塗料とは、「合成樹脂」「顔料」「添加剤」この3つの成分を混ぜ合わせたものを言います。

このうち主成分となる「合成樹脂」で塗料の性質が決まります。

塗料の選び方

Paint selection

どの塗料を選ぶかのポイントは、希望の仕上がりや目的をはっきりとさせておくことです。

その上で、各塗料の特徴と目的の優先順位を照らし合わせながら、ベストの塗料を選びましょう。

外壁塗装を依頼する前に以下の項目について整理しておくと良いでしょう。

予算

いくらまで出せる?
いくらなら頼む?

塗装範囲

外壁・屋根・雨戸・雨どいなど、どこまで塗装する?

機能

遮熱、断熱、防水などどんな機能が欲しい?

色・質感

どんな色や質感に仕上げたい?

耐久年数

何年ぐらい保たせたい?

塗料の種類

About kind of paint

塗料の性質を決める合成樹脂は、塗装の耐久年数に関わってきますので塗料選びで最も大切なポイントです。

現在の主流となるのは「シリコン合成樹脂」と「フッ素合成樹脂」です。

それぞれの性質を知ることで、希望する仕上がりにはどちらの塗料が良いのかがわかります。

シリコン系合成樹脂塗料

価格と機能性のバランスが良い塗料。汚れ、色落ちに強く、発色性能も良 いためカラーバリエーションも豊富。耐久性・低汚染性・防カビ性が高い。

次の塗り替え時期までの十分な耐久性がなく、建物を保護する のに不十分な場合もある。

10〜15年

戸建住宅の多くに採用されている、複数の色や自然な凹凸感のあるデザイン性の高いサイディングボードの塗り替えに最適な塗料です。 専用の特殊ローラーで塗布することで高級感あふれる絶妙な風合いとなります。ベースカラー+アクセントカラーの2色仕上げや、アクセントカラー を増やした3色仕上げなど個性的で上品な仕上がりが特徴です。カラー塗装とクリヤー塗装の膜が多重構造となるため天候による劣化に強く、美しさ が長持ちします。

仕上がり見本
2色仕上げ
3色仕上げ
シリコン系合成樹脂塗料

長期間に渡り変退色や艶引けがなく、耐久性において最高といえるレベル の塗料。耐食性・耐汚染性・耐熱性・防汚性などに格段の性能の高さを誇 る。

コストが高めで、塗膜も硬いものが多いため、ひび割れしやすいので、注 意が必要。

10〜15年

ルミフロン®は、AGC旭硝子が1982年に世界で初めて商品化した溶剤や水に溶ける塗料用フッ素樹脂で、常温硬化型(現場塗装用)フッ素樹脂塗料 のほとんどに使用されています。フッ素の「耐候性」により、カーテンウォールや外壁、屋根などの外装部材の美観を長期にわたり保ちます。 金属、樹脂、コンクリート、セラミックなど、様々な素材に適用可能です。

特徴① 優れた耐候性・防食性

フッ素樹脂は原子間の結合力が強いことから、他樹脂に比べ格段に優れた「耐候性」を示します。その中でも、FEVE(フルオロエチレン・ビニルエー テル)交互共重合体を主鎖に持つルミフロン®は、紫外線による分解を防ぐ強固な結合エネルギーを持ち、鉄・コンクリート・プラスチックといった 各種基材を長期間にわたり保護する塗料・コーティング剤の原料として使われています。

特徴② 溶剤可溶性・常温乾燥性

一般にフッ素樹脂はその安定性から溶剤に殆ど不溶ですが、ルミフロン®はFEVE構造により各種溶剤に溶解可能です。また、ルミフロン®は、従 来型の塗料用フッ素樹脂(PVDF樹脂)とは異なり、常温で乾燥・硬化が可能ですので、工場ラインでの焼付用塗料だけでなく、現場塗装用塗料も含 めて広い範囲で使用可能です。

特徴③ 高い意匠性

ルミフロン®は透明なフッ素樹脂で、FEVE構造による高い顔料分散性を持つことから、クリア塗料にも着色塗料にも自在にお使い頂けます。また、 従来型のフッ素塗料(PVDF樹脂ベース)と比較し、つや消しから高光沢まで幅広く調整可能ですので、さまざまな意匠性要求に高いレベルで応える 事が可能です。
写真提供:Vitragroup Pty Ltd

特徴④ メンテナンスコスト削減・環境負荷低減

ルミフロン®ベースの塗料による塗替えサイクルの長期化は、塗装物のメンテナンスコスト削減につながります。容易に塗り替えられない海上橋梁 や電力・通信鉄塔などのインフラ類、高層ビルやケミカルタンク・煙突などの大型構造物での採用例が広がっています。また、ルミフロン®による 塗替え回数の低減は、資源の有効活用やVOC(揮発性有機化合物)の削減といった環境負荷低減に寄与しています。

費用について

Paint cost

当社には、一律の料金表はありません。すべて個別にお見積もりさせていただいております。

ひとつとして同じ状況であることはないからです。

少しだけ知っていただくことで、よりお客様がご希望を伝えやすくなります。

お客様ひとりひとりのご希望をしっかりとお伺いし、建物の状況を調査した上で

最良の塗装プランをご提案させていただきます。

おおよその料金目安: 20坪 シリコン塗装35万〜 フッ素塗装52万円〜